大阪府 寝屋川市 動物病院『ラーク動物病院』|診療案内
診療案内
動物の診療は基本的に全科診療です。
人間の病院で近頃話題になっている総合診療科と同じです。
体は一つにつながっているのですから当然のことですね。
高度な内容の検査や治療が必要である時は信頼できる専門病院や高度医療施設をご紹介しています。
一般内科
消化器内科、呼吸器内科、循環器科などの内科全般を診療しています。しっかりと問診、診察を行い検査や治療、費用などについて十分なご説明を心がけています。迅速な検査にも対応できるように院内に多くの検査機器を用意しています。
一般外科
不妊手術から緊急手術まで広く対応しております。手術室は広く衛生で、各種機材を活用し、より安全な手術を目指しています。また特別な検査や手術を必要とする患者さんには専門医のご紹介もしています。
歯科
歯周病は動物たちの口の健康の大きな問題になっています。歯を失ってしまう動物も多いです。一度ついた歯石は全身麻酔をかけて除去・研磨しないときれいにはなりません。そしてきれいになってからも再びたまってきます。若いうちから口腔ケアの意識をもち歯磨きなどを実践しましょう。
歯磨きの練習の仕方やデンタルグッズについてパピーパーティや診察などでお話ししています。お気軽にきいてみてください。また歯折も多くみられます。硬すぎるおやつやおもちゃには注意が必要です。
眼科
眼は小さな限られた空間で非常に独特な働きや反応をするところです。急激に悪化したり合併症を起こすことがあります。しっかりとチェックをし、おかしいなと感じたら早めに診察を受けましょう。
リハビリテーション
スウェーデンドッグマッサージ
スウェーデンドッグマッサージとは
スウェーデンの動物療法で用いられているアニマルマッサージをもとに、動物理学療法の先進国であるオーストラリアの技術を取り入れ、解剖学や犬特有の疾病を重視、開発された高レベルなドッグマッサージです。気持ちいいだけのマッサージではなく、犬の筋肉と骨格をきちんと理解した上で、犬の健康に効果的なマッサージを行なっていきます。
現在、アジア各国をはじめ、欧米でも注目を集める、メディカルケアマッサージです。
椎間板ヘルニア、股関節形成不全、膝蓋骨脱臼などさまざまなトラブルを抱えた犬に、獣医師、動物看護師の指導のもとマッサージを行なっていきます。ホルモンの分泌を促進するので、犬のメンタル面へも大きく作用します。
また、日常の犬の健康を維持する目的でも優れた効果があります。
椎間板ヘルニア、股関節形成不全、膝蓋骨脱臼などの整形外科疾患。手術の有無にかかわらず機能回復に役立ちます。頑張るリハビリではなく気持ちいいリハビリです。
高齢犬や慢性疾患を抱える犬、運動量の多い犬、など体やこころのメンテナンスの一つとしても優れています。
料金・ご予約
対象 | 6ヵ月以上の仔犬~ |
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日時 | 毎月第1・3 火曜日 14:00より(予約制) |
料金 |
10kg未満(初回):2,200円 10kg未満(2回目以降):2,700円 10㎏以上20㎏未満(初回):2,700円 10㎏以上20㎏未満(2回目以降):3,199円 20kg以上(初回):3,300円 20kg以上(2回目以降):3,800円 |
第1・3火曜日にスウェーデンドッグマッサージサロン「LENTO」より桶谷恵子先生にお越しいただきマッサージを行なっています。
- 詳しい内容についてはお気軽にスタッフにお問い合わせください。
- 初回の施術を受ける前には、まず担当の獣医師と相談し、ご予約頂くことになります。
- 2回目以降は、お電話か、来院時にご予約して頂けます。
- キャンセルは遅くても2日前までの診察受付終了まで(予約日の前々日までの、平日なら19時30分まで、日曜・祝日であれば13時30分まで)にご連絡下さい。
- それ以降のキャンセルは、キャンセル料として正規の料金をお支払い頂きますのでご了承下さい。
インストラクター・セラピスト紹介
■スウェーデンドッグマッサージサロンインストラクター
マッサージサロン「LENTO」経営 桶谷恵子先生
第1・3火曜日 14:00~
http://www.lento-dog.jp/
キセノン光線治療器・Heネオンレーザー治療器・半導体レーザー治療器
いずれも患部の血行を改善し、炎症や痛みを取り除くことで機能を回復する効果があります。特にキセノン光線は体の深部に到達するので非常に効果的です。
がんと統合治療
がんや慢性疾患、慢性疼痛、アレルギー、そして心のトラブルなどの患者さんのために安全性が高く効果も期待できる治療法をご紹介しています。まずは現代医学を重視した診断や治療が検討されるべきであると考えますがそれだけでは対応しきれないあるいは薬の副作用で治療を続けることが困難な患者さまに対してはいろいろな選択肢をご紹介しています。
がん・慢性疾患
がん免疫療法について
動物には病気や怪我に対して自分で治そうとする免疫力(白血球のリンパ球)という自然治癒力が備わっており、体内にできたがん細胞や体の中に侵入した細菌やウイルスを攻撃して死滅させます。免疫細胞療法は、このような生まれつき備わっている免疫の力を利用したり、免疫の力を強めたりすることで、がんの発症や進行を抑える治療方法です。
がんの治療には、1. 外科手術、2. 化学療法、3. 放射線療法の三大療法がこれまで主流を占めてきました。これに継ぐ第4の療法として、またがん治療特有の苦痛を伴わない普通の生活を送れるようなQOL(Quality of Life)の改善を高める治療法として、がん免疫療法は、世界中で研究され、臨床的な効果が得られる治療法になりました。
ラーク動物病院では、この免疫療法だけでなく、再生治療や樹状細胞治療についてもご相談をお受けしておりますので、スタッフまでお気軽にお問い合わせください。
活性化リンパ球(CAT)療法
イヌ、ネコの血液(10-12ml)からリンパ球を回収し、薬剤を加えてリンパ球の活性化・増殖を行います。その後、およそ1,000倍に増えたリンパ球を洗浄・回収し、点滴で体内に戻します。
高濃度ビタミンC療法
ガンに対する新しい治療の試みとして高濃度ビタミンC点滴療法を行っています。 ビタミンCは良くサプリメントとして知られています。しかし高濃度ビタミンC点滴療法で使用するビタミンCは静脈に直接投与できる特別な薬です。これにより血液中のビタミンCの濃度を有効な濃度に上げることでガンを抑制することができると考えられています。
※高濃度のビタミンCには
- ガン細胞を直接殺す効果
- コラーゲン皮膜でガン細胞を閉じ込めて転移増殖を防ぐ効果
- 新生血管の増殖を抑えガン細胞に栄養を与えない効果
- 鎮痛作用
があることが証明されています。
そして、正常細胞には副作用がなく、一般の抗ガン剤のように耐性がおこらず、あらゆるガンに使用が可能なことも利点としてあげられます。
※高濃度ビタミンC点滴療法の適応は
- 現在有効な治療法がない
- 抗ガン剤や放射線療法が効かない
- 抗ガン剤の副作用が強すぎる
などが挙げられます。
※実際に行うには
実施に当たっては事前に、身体の状態の把握や点滴療法が可能かどうかを調べることが必要になります。段階をふんでビタミンCの濃度を上げていくため有効な濃度に達するまでにある程度の期間が必要です。重症度により回数も違います。
また、点滴療法と同時に各種栄養素を補給し治療の効果を上げるためにサプリメントを使用します。
※その他の利用法
ガンを治療すること以外にも抗ウィルス作用、抗アレルギー作用があります。またコラーゲンの生成にも働きかけるので慢性関節症、慢性皮膚病、骨粗しょう症、アンチエージングにも効果的です。
高濃度ビタミンC点滴療法はまだ確立された治療法ではなく、人間の医療では様々な報告が存在しますが動物医療における報告はほとんどありません。しかし動物への負担が少なく効果が期待できる治療の大きな選択肢でもあります。従来のガン治療と併用することもできます。
マイヤーズカクテル点滴
アメリカのジョン・マイヤー医師が考案した栄養点滴療法です。人医療、特にアメリカでは多くの医師が治療に取り入れています。枯渇した栄養素を補給してあげることで本来持っている自己治癒力や調整力を引き出します。各種ビタミン、ミネラルを組み合わせて血管点滴します。もともと体内にある栄養素を補給しますので副作用の心配はほとんどありません。急性・慢性疾患、腫瘍治療時に併用すると食欲や症状の改善につながり体力の回復に役立ちます。劇的な効果が出ることも少なくありません。30分~1時間程度で終わります。
代替治療
ホメオパシー
200年前にドイツで生まれ、その後欧米や諸外国で実際に今も続けられている治療法です。フランスなどでは街中の薬局で普通に売られていたりします。この治療法では、動物が本来持っている自然治癒力を刺激して病気を治していきます。
※従来医療との違い
従来私たちが一般に受けている治療は逆症療法(アロパシー)と呼ばれます。治療に使われるのは症状を抑えるための薬です。つらい症状を抑えその間に自然治癒力が働き病気が治るのを待つ治療です。もちろん多くの恩恵がこの治療によってもたらされますが、原因である病気そのものは治らないので慢性疾患や副作用の心配のある治療では良い結果が得られないこともあります。 反対にホメオパシーは症状を抑えるのではなく本来備わっている自然治癒力に働きかけて病気そのものを治すための治療法です。
※レメディ
ホメオパシーで使われる薬のことをいいます。わずかな刺激を自然治癒力に与えるスイッチです。レメディは地球上にある、実にさまざまな物質から作られます。植物・動物・鉱物・薬物・微生物・・・ほんとにいろいろです。これらを用いて溶液を作り水でどんどん希釈して作られたものがレメディです。理論的には物質の1分子も入っていないぐらいまで希釈します。物質としては存在しないのですがその記憶だけが水の中に溶け込んで体に作用します。ですから薬としての副作用の心配をせず治療することができるわけです。
※ホメオパシーの危険性
レメディ自体は安全性の高いものです。しかし、これを利用して治療することは決して簡単なものではありません。ホメオパシーは現在誰でも入手でき、手軽に使えるセルフケアの治療法として認識されていますが危惧すべき点も多々あります。きちんと従来医療とホメオパシー両者を勉強し、習熟した獣医師に処方してもらう必要があります。
その理由として
- 従来医療によって正しい診断を行わなければ病気を見逃してしまうことになりかねない。
- 従来医療のほうが治療に適しているかもしれない。
- 間違った使い方でレメディを使用すると、悪化や新しい症状をみてしまうかもしれない。
などが挙げられます。
ホメオパシーで治療することは、一般の方が考えていらっしゃるほど安全なものではありませんので、間違わない様にしてください。正しい診断のもと、治療法の一つとして利用しましょう。
サプリメント
サプリメントは素材や目的も数々あり、どんなものが良いのかずいぶん迷うところです。気を付けたいのは原料の選別、精製法や配合の割合、信頼できる加工過程であるかなどです。当院では治療の一環としてサプリメントをお勧めすることがあります。あくまでも健康補助食品でありますのですべてにおいて画期的に効くものではありませんが、獣医師用、医師用サプリメントは安全性や有効性が臨床的に試験されておりさまざまな病気に対して使い分けていきます。当院では人の栄養療法に基づき、健康維持だけでなくより積極的なサプリメント療法を実施しています。日常の健康維持にもサプリメントは役立ちますのでお気軽にお問い合わせください。
サプリメントをお勧めする病気の例
- がん治療の補助
- 白内障、網膜症
- 老齢性変形性関節症、椎間板ヘルニア
- 慢性腎不全、尿石症、
- アレルギー
- 慢性下痢
- 高齢動物の健康維持